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初めまして!個別指導塾STRADAにてオンライン家庭教師をしております、東京大学2年の酒井です。
今回の記事では、私自身の受験体験記も交えつつ、東大合格の秘訣を紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです!
センスなんていらない
特に東大のような非常に難しい大学となると、「センスがないと受からない、雲の上の存在だな…」といった感じに思われがちです。しかし、実際には、東大含め難関大学に合格するのに、センスは一切不要です!どんな人でも、正しい工夫をすれはば、難関大学に合格できる学力をつけられます。そのために必要なのが、「コツ」を意識することと「パターン」を理解すること、だと考えます。それについては後々詳しく説明します。
私の受験体験記
先に私自身の受験期について話したいと思います。
小学校の頃はさほど成績がいいわけでもなく、そんな状況が中学に入っても続いていました。そんななかでも、中一のときに東大受験を決意したのでした。やりたい研究
がこの大学にだけあったのが、そのきっかけでした。
そして、東大受験を決めてから数ヶ月が経過した、中1の6月ごろに大学受験用の塾に通い始めました。そのおかげか、今まで伸び悩んでいた学力が、伸び始めた気がします。とくに、数学の伸びは顕著でした。思えば、同時に「どの数学の応用問題も基本的なパターンの組み合わせに過ぎないので、パターンを覚えていくのか重要」ということをここで教わり、その考えが数学の実力向上を後押ししてくれていた気がします。
多くの科目は順調に成績が伸びましたが、高 3 になっても現代文だけは伸びずにいました。東大の理系二次試験で使うということもあり、困っていました。市販のテキストや問題集も効果がなく、「国語はセンスだ」と友人に言われ、半ば諦めかけていました。
そんな中、救世主ともいえる人物が現れました。それは、高 3 から担当していただいた、塾の現代文の先生で
す。ここで、実は現代文でもセンスが不要であること、そし て、決まった「パターンがあるのでそれに当てはめていくことが大切であると教わりました。演習も通じてそのパターンを理解していくと、苦手だった現代文の成績にもついに変化が生じました。
そこから約一年後には、国語で足を引っ張ることがない位には現代文の成績を改善で
き、東大に現役で合格することができました。
このように、私の場合、「パターン」に着目して各科目を攻略したことが、東大合格の決定打になったのです。
パターンとコツ
私が前の章で述べた、「パターン」に注目するということは、どの受験生にも適応できる、成績向上のためにできることです。具体的に、教科ごとに決まってくる「コツ」の把握、そして「パターン」の理解が、難関大学でも合格できる実力をつけるカギとなるのです。順に述べていきます。
それぞれの教科ごとに、内容を理解するためや、問題を楽々解けるようにするためにできる工夫が存在します。そのような、各教科の攻略法なるものを、「コツ」と呼ぶことにします。この「コツ」をあえて意識することが、一つの実力向上のために重要な要素となってきます。
たとえば、一部の教科を例に挙げると、以下がコツとして存在すると私は考えます。 コツがなんであるかは人によって意見の分かれるところだと思いますので、下記の箇条書きはあくまで参考程度にと思っていただけると幸いです。
- 数学
-
新しい定理や公式を学ぶときには、それがなぜ成り立つかにも注目する。応用問題はすべて、限られた基本的なパターンの組み合わせに過ぎないので、そのパターンの理解につとめる
- 英語
-
まずは文法と単語を完璧にする。ここが出来ているだけで、特に読解はスムーズに行えるようになるはず。
- 現代文
-
設問の解き方や読解の仕方における「パターン」を理解し、それに当てはめていく(たとえば、「『A は B』と あるが、どういうことか、説明せよ」という問題があったら、まず A, B それぞれ言い換えることを考え、それで文字数が足りなければ根拠となる文章なども引用する、など)
- 化学
-
基本事項を覚える際、理屈で行けるところはなるべく理屈で解し、それ が出来なければ語呂合わせなども駆使して暗記する(たとえば、塩素の製法 MnO2+4HCl→MnCl2+2H2O + Cl2↑は酸化還元反応として理解でるので、暗記はしない。逆に、イオンの色などは理屈で押さえるのが難しいので暗記する)
このようなコツはどのようにしたら知れるのでしょうか。それぞれの教科を伸ばすコツ、それは学校や塾の先生が必ずどこかで語ってくれますし、参考書によってはコツが書かれている場合もあります。それらのコツを先ずは一回自分でやってみることが大切です。そうすれば、おのずと自分に合ったコツが浮き彫りになってくるはずです。そしたらあとは、意識的にそれに基づいた勉強法を実践していくのみです。
ただ、これだけ言われると、投げやりな印象を持たれる方が多いかもしれません。ですが、それこそコツを見出すのにもコツがあります。それこそ、「パターンの理解」に注目することです。先ほど数学と現代文のコツについて言及するときに「パターン」という語を用いたことからも分かるとおり、パターン化が有用なケースは極めて多いです。網羅型参考書(数学のフォーカスゴールドなど)で全パターンの解法を覚える、といった工夫が効果的となるのです。

まとめ
ここまで長々と述べてまいりましたが、私は自身の東大の受験体験を通じ、「コツ」を意識すること、そしてそれに付随して「パターン」を理解していくことが、学力を伸ばすカギであると分かりました。これらができるだけで、センスの有無に関係なく、 誰でも東大合格を勝ち取れるほどの学力をつけられると、私は確信しています。受験生の皆さん、そして資格試験や院試を受験しようと考えている方も、もし行き詰ったら、ぜひ「コツ」と「パターン」を意識してみてください!