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こんにちは!オンライン家庭教師STRADAにて講師を務めています、学習院大学2年生の泉と申します。
今回は、普段の学校生活や塾、個人学習の中では触れる機会の少ない小論文や作文の書き方について解説します!
「なかなか文章が上手に書けない…」「他の人が読んで伝わるかな…」
そんな悩みを抱いている方も、このブログを読めばきっとコツが掴めるはずです!
1.はじめに ー小論文と作文って?ー
まずはじめに気になるのは、小論文と作文って何が違うの?というところ。これは、「客観的」か「主観的」かで大まかに分類することができます。
小論文は多くの場合、設問を客観的かつ論理的に分析し、自身の主張を書くことが求められます。この要素は特に、高校受験や大学受験、その他レポートなどに求められます。一方、作文は自分の経験談や考えを主観的に書くことが求められ、より柔らかい言い方をすると、感想文に近しいものです。
どちらも、”文章を書く”という行為は同じですが、実のところ詳細は全く違うものなのです。この分類からも、少し自分が書くべき内容の外形がわかるのではないでしょうか?
2.書き方のコツ Part1
さて、早速書き方のコツを見ていきましょう!
先述では、小論文と作文には「客観的」か「主観的」かという違いがあるとお伝えしましたが、この2つの文章を書くにあたって、とても重要な共通点があります。それは、”結論ファースト”です。これさえ忘れずにいれば、0点になることはまずないでしょう。以下に詳しく説明していきます!
この”結論ファースト”とは、名前の通り設問に対する答え(=結論)をまず始めに書くということです。
例えば、「地球温暖化に対するあなたの考えを書きなさい」という問題であった場合には、「地球温暖化は直ちに解決しなければならない深刻な課題であると考える」というような調子で、問題が一番求めている回答の中核のみを取り出して答えることがはじめに求められます。その後の具体例や詳しい理由は、「そう考えた理由を以下に述べる」のように記述し、他の段落で回答すれば万事解決です!
実はこの”結論ファースト”という技は、文章を書く上でも生活をする上でも、何よりも大切なものなのです。より理解を深めるための例をご覧ください。
A「Bのことが好きです。付き合ってください」
このような告白の場面の時、Bはどのように回答するのが正解でしょうか。それは、「はい」か「いいえ(もしくは、ごめんなさい)」のどちらかです。これらの回答では太刀打ちのできないタイプの告白もきっとありますが、今回はそこは割愛します。
もし仮に、この状況において、
B「Aはとっても優しくて、穏やかで、スポーツも万能で、顔もタイプ」
という言葉が発されたとしたら、Aは確実に告白が成功したと思うでしょう。大喜びです。
しかしながら、この後に
B「だけど付き合うのは少し違うと思ってる、友達でいたい」
などと言われた場合、Aは失恋、ぬか喜びをしたことになります。人によっては絶望のどん底に突き落とされ、泣き崩れてしまうでしょう。
このような淡い期待を抱かせないために、文章も会話も、自分が何を考えているのかを一番最初にしっかりと意思表示をすることはとても重要なことであるのです。生きていくため、また文章を上手に書くために一番必要なコツは”結論ファースト”です!
3.書き方のコツ Part2
”結論ファースト”に次ぐコツは、”文章の長さを意識すること”にあります。
文章を書いている時に、「なんだかまとまりのない文章だな…」と感じたことはありませんか?
内容的には間違ったことを書いていないはずなのに、読みづらさや雑多な印象を抱く場合があるかもしれません。その時は、一文が長すぎないかを意識しながら書いてみてください!
一般的に、一文のちょうどいい長さは50字前後とされています。数字だけでは感覚が掴みにくいと思いますので、下記の文章を参考にしてみてください!
起きることがとても苦手なので目覚ましを3つ設定しているが、眠りが深く、アラームの音が一切聞こえない。
この文章はちょうどピッタリ50字になっています。限られた文字数であってもまとまりある文章を作成することができるので、無理に言いたいことをひとつに詰め込む必要はないのです。
長い文章は読点がたくさん打たれている場合がほとんどなので、一度区切っても文脈がおかしくならない部分を探していくつかの文に分けましょう!
いくつかに分けることによって、冗長な文章はたちまち論理が通った読みやすい文へ変貌します。慣れるまで多少の時間がかかると思いますが、これだけで文章力が向上し、印象も良いものへと変わりますので、ぜひ意識してみてください!
4.最後に
今回は、小論文・作文のコツをご紹介しました!理解していただけたでしょうか?
文章を書くという行為はとても奥深く、いかようにもアレンジ可能です。しかしながら、小論文と作文にはある一定の型があり、それを遵守しながら文を作成するとなると、教えてもらわなければ気がつけない部分が生じます。
小手先の技を手にいれるだけでも文章を書くことが上手になることはできますが、やはり実力をより高めるとなると小論文・作文を多く解くという練習量と文章に対する添削が必要不可欠です。STRADAでは、小論文・作文の添削も行っておりますので、「小論文・作文が上手くなりたい!」という方はお気軽にお問い合わせください!また、普段の日常生活の中でさりげなく文章スキルを身につける方法もまだまだたくさんありますので、無料個別相談会や無料体験授業などでぜひ聞きに来てくださいね!
皆さんが文章を書くマスターになれるよう、心から応援しています!